圭哉くんは俺様且つ暴君。
「彼女じゃなくていい、今までみたいにお世話係でいいから…」
圭哉くんの瞳が揺れて、悔しそうに唇を噛む。
なんで、そんな顔するのさ。
こっちは今、精一杯 自分の想いを伝えてるのに。
「やっぱり傍に居てくれなきゃ…やだよ。」
圭哉くんのワイシャツの胸の辺りをギュッと掴んで、離れて行かないでとばかりに引き寄せる。
必然的に近くなる距離に、
バカみたいにドキドキしてる。
もう、自分から圭哉くんを手放すなんて絶対しない。例えお世話係でもいいから
誰よりも、圭哉くんに近い…圭哉くんにとって、傍にいるのが当たり前な
そんな存在に、なりたいの。