圭哉くんは俺様且つ暴君。
じゃなきゃ私、
「お前は俺が好きなんだろうが。」
「……うん、」
勘違いしてしまいそうになる。
もしかしたら、圭哉くんも私のこと…って。
「なら、よそ見してねぇでそのない頭の中、黙って俺でいっぱいにしとけよ。」
「っ、……そんなの……」
そんなの…もうなってるんだっつーの。とっくに、とーっくになってるんだっつーの。
数学で赤点取るのも、世界史で武将の名前 覚えられないのも、化学で実験の手順間違えたのも、体育で顔面にボール食らったのも…
オマケを言えば、唯一 得意分野と言っても過言ではない料理中に、ザックリ手を切っちゃったのも
全部 全部 圭哉くんの事を考えてたからだと思うんだけど、どう責任取るつもり?