圭哉くんは俺様且つ暴君。
顔がいいと得だよね!何しても許される気さえしてくる。
「は、はい!」
「あ?…何だこれ。」
手に持っていたお弁当箱を、勢いよく圭哉くんに差し出せば条件反射のように受け取った圭哉くんはお弁当箱へと視線を落としたまま固まってしまった。
「毎日 カツサンドじゃ体に悪いから、お弁当作ってきたの!」
「……余計なことすんなよ。」
「余計なことって…人がせっかく親切に、」
「んなもん、頼んでねぇ。」
「っ、」
ほんっっっっと!可愛くない!!!全然王子様じゃない!!!
でも、私今日は頼まれてないもん"カツサンド"。
《今日は、3分で行きます。》ってLINEに何の返信もなかったもん。先手必勝!!
そうでしょ?