圭哉くんは俺様且つ暴君。
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ほら、ね。
私が頑張ると………
「ほんっと、鈍臭いよね!小春は。」
「夢子ちゃんが動けって言うから…」
「誰も捻挫してくれなんて言ってないわよ。」
「うぅ〜……。」
そうだけどさぁ〜。
もっとこう、心配してくれてもいいじゃん。
いや、至ってピンピンしてるんだけどね。
「"圭哉くん"にでもヨシヨシして貰いなさい。」
「からかわないでよ…。」
私を見ながら面白がってるの丸わかりな夢子ちゃんに泣きそうな声で訴えてみても
「意外に怪我してたら優しいかもよ?」
だって。
ないない、そんなことありゃしないね。