圭哉くんは俺様且つ暴君。


「……彩菜?」


「お、修くん…!」



彼氏様、ご登場か。


「おい、藤崎。お前…小春にも手出してるくせに、彩菜にまで…」


「は?…勘違いすんな。

俺はこんな尻軽…微塵も興味ねぇんだよ。誰にでもホイホイ尻尾振って、

アホ丸出しで笑えるな。」


「なっ…!」


悔しそうに唇を噛み締める女とは反対に


「……彩菜?お前から言い寄ったのかよ?」


男からは血の気が引いていく。こんなアホな女のために、小春が振られたのかと思うと…


「修くんのこと、好きじゃない。でも、すぐに他に女作るから!そんなのムカつくから…!」



すげぇ、イラつく。

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