圭哉くんは俺様且つ暴君。
「だから、ありがとう。」
そう言って笑う私。
きっと、今の笑顔は…圭哉くんに出会ってから1番いい顔して笑えてるんだと思うんだけど、
「…いい女だからって、惚れないでね?」
圭哉くん真似して不敵に笑って見せれば、少しだけ目を見開いた圭哉くん。
でも、すぐいつもの圭哉くんに戻って、
「いい女?…胸にみかん5つずつ詰めて出直して来い。
メロン1つずつでも可。」
やはり、どこまでもドが付くSだった。
「み、みかん…5つ…ずつっ!?」
メロン………無理だろ。
自分の胸へと視線を落とし、ブルブルと首を振る。