圭哉くんは俺様且つ暴君。
「勝手にしろ。
どうせ、俺らは偽恋人だからな。」
「だ、だよね!」
圭哉くんは、当たり前のことを、当たり前に口にしているだけなのに
少しだけ胸にモヤがかかってスッキリしない。
「ただし、どこの高校の何年と、いつ、どこで、何時から合コンすんのか分かったら、俺にLINEしろ。」
「え?な、なんで…?」
「あ?んなの、俺には知る権利があるからに決まってんだろ。」
"分かったか?"と、横目でチラリと私を見る圭哉くんの鋭い目に
「わ、分かった。ちゃんと、連絡するね。」
いつものように負けてしまうのは、最初から分かってたこと。