圭哉くんは俺様且つ暴君。


「東高って、勉強できるエリート学校じゃん…!」

「そうそう!将来はさぞ安定する事でしょうっ!」


あー、夢子ちゃん…イケメン云々よりも、狙いは"安定した未来"ね。


さすが、抜かりないわ。


「あ、ちなみに駅前のロミオ(カラオケ店)に集合だってさ!一緒に行こうね。」


「うん、分かった。」

「とりあえず、放課後になったらダッシュで化粧直しに行かなきゃ!」


るんるん♪と、音符マークが体を覆い尽くしている夢子ちゃんに、


苦笑いを零した時、ちょうどHRの時間を知らせるチャイムが鳴った。

< 72 / 267 >

この作品をシェア

pagetop