圭哉くんは俺様且つ暴君。
「東高って、勉強できるエリート学校じゃん…!」
「そうそう!将来はさぞ安定する事でしょうっ!」
あー、夢子ちゃん…イケメン云々よりも、狙いは"安定した未来"ね。
さすが、抜かりないわ。
「あ、ちなみに駅前のロミオ(カラオケ店)に集合だってさ!一緒に行こうね。」
「うん、分かった。」
「とりあえず、放課後になったらダッシュで化粧直しに行かなきゃ!」
るんるん♪と、音符マークが体を覆い尽くしている夢子ちゃんに、
苦笑いを零した時、ちょうどHRの時間を知らせるチャイムが鳴った。