圭哉くんは俺様且つ暴君。
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「ってなわけで、行ってくるね?」
「あぁ。」
放課後、本当にマッハで化粧直しに行ってしまった夢子ちゃん。
私はというと、6組の教室に来ている。
圭哉くんに、東高の2年と駅前のロミオで18時から合コンだと言う事を伝えて、
"それじゃあ"と、夢子ちゃんがいるであろう普通科棟のトイレへと向かおうとした私は
「小春。」
「ん?」
圭哉くんに呼ばれて、振り向いた。
「………。」
「…え、なに?」
呼んでおいて無言決め込んでる圭哉くんに首をかしげれば、何か考えるような素振りを見せた後、
「家に着いたら電話しろ。」
「へ…?」
「何時になってもいいから、
着いたら電話しろ、いいな?」
有無を言わせぬ物言いで、私を見つめる圭哉くんに
「……はい。」
私の心臓はギューッと、締め付けられる。何これ、こんな苦しいの…知らない。