クリア・スカイ
「私は駆くんと二人でもとっても楽しいよ?」
「うん、ありがとう。……それにしても、前から思っていたけど、陽咲とほたるはずっとそのネックレスをつけているよな。作った俺としては嬉しいけど、もっと可愛いのもつけたらいいのに」
「十分可愛いよ。それにこれは駆くんが作ってくれたものだから、ずっとつけていたいの」
「そっか。じゃあ、また新しいやつもあげないとな」
「ありがとう。じゃあ、ほたるは陽咲ちゃんにプレゼントしようかな。またお揃いがいい」
二人にとっては、これはなんでもない会話だったと思う。いや、ほたるにとっては嬉しかったんじゃないかな。駆がまた新しいプレゼントをくれるということは、変わらずほたるのことを好きという証拠だ。