恋愛結婚させてください!
海沿いを手を繋いで歩く。
海は青く穏やかで気持ちが良い。

「コムギ、うまく仕事を続けさせられなくてごめんな。」
とトウマ君は私の顔を見る。
「私はトウマ君と結婚できて、
子どもまで授かってとっても幸せです。
仕事は又、いつでも出来るって思うけど、
今は妊婦ライフを楽しみたい。
安定期に入ったら、産まれて来る赤ちゃんの服を買ったり、靴下を編んだり。
マタニティヨガとかも通ってみたいなあ。
母親教室で一緒になる妊婦さんとも仲良くなったんだよ。
だから、トウマ君が気にするなんて変だよ。
私はトウマ君の妻で、とっても愛されているって思ってるけど、違うの?」
とトウマ君を見上げると、
「俺にとってコムギは大切な愛する妻だよ。幸せにしたい。」と言うので、
「トウマ君と一緒にいるならいつでも幸せです。」と笑うと
「愛してるよ。コムギ。
俺もコムギと一緒にいられて幸せだ。」
とそっと私を抱き寄せ、くちづけをした。

穏やかな陽射しが私達を包む。
明日もきっと幸せだろう。

ふたり一緒なら
きっと、どんな事も乗り越えられる。

青い海は私達を祝福するようにキラキラ輝いていた。



〜fin〜

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