恋愛結婚させてください!
車をトウマ君のマンションに置き、
商店街の反対側まで手を掴まれて歩く。
トウマ君によると私は歩くのが遅すぎるってことだけど
背の低い私に合わせて、のんびり歩いているように感じるんだけどなぁ。
Dragon&Tigerに着く。
もちろんトウマ君は私を抱き寄せ、エスコートして店のドアをくぐる。
「なるほどー。恋人同士にしか見えないねぇ。」
と笑うサクラにカウンター席で迎えられる。
いや、笑い事じゃないですよ。
「だろ。」とカウンターのなかで竜二さんがサクラに顔を寄せるので、
サクラは顔を真っ赤にする。
(しっかりしているようでかなり奥手だ。かわいい。)
「コムギの同期の清水 さくら。です。
芦沢先生、コムギとの事、かなり噂になってますよ。」
と赤い顔のまま、くすくす笑う。
「イケメン独身の小児科医が配属になったのに、
もう、病棟に婚約者がいるらしいって。」と言った。
「狙い通りだ。
まあ、相手が誰かっていうのも、早く広まると良いよな。
俺の許婚に言い寄られても困る、」
とトウマ君はちょっと微笑み、
カウンターのサクラの隣に私を座らせ、その隣にドサリと座って、
「ノンアルコールビール。あと、コムギが好きなモノ。」と注文した。
商店街の反対側まで手を掴まれて歩く。
トウマ君によると私は歩くのが遅すぎるってことだけど
背の低い私に合わせて、のんびり歩いているように感じるんだけどなぁ。
Dragon&Tigerに着く。
もちろんトウマ君は私を抱き寄せ、エスコートして店のドアをくぐる。
「なるほどー。恋人同士にしか見えないねぇ。」
と笑うサクラにカウンター席で迎えられる。
いや、笑い事じゃないですよ。
「だろ。」とカウンターのなかで竜二さんがサクラに顔を寄せるので、
サクラは顔を真っ赤にする。
(しっかりしているようでかなり奥手だ。かわいい。)
「コムギの同期の清水 さくら。です。
芦沢先生、コムギとの事、かなり噂になってますよ。」
と赤い顔のまま、くすくす笑う。
「イケメン独身の小児科医が配属になったのに、
もう、病棟に婚約者がいるらしいって。」と言った。
「狙い通りだ。
まあ、相手が誰かっていうのも、早く広まると良いよな。
俺の許婚に言い寄られても困る、」
とトウマ君はちょっと微笑み、
カウンターのサクラの隣に私を座らせ、その隣にドサリと座って、
「ノンアルコールビール。あと、コムギが好きなモノ。」と注文した。