恋愛結婚させてください!
私が怪訝な顔をすると、藤堂さんは、
「よくわかんないわよねえ。
えーっと、コムギちゃんが近所の仲のいい妹みたいな女の子だって、
トウマも私も思ってたんだけどお、
トウマはその子に恋してるんだって、
3年も付き合ってから、私が急にわかっちゃってえ、
で、振ってやった。って話です。
コムギちゃんはわからなくっていいのー。」とクスクス笑い、
「トウマはあなたをずっとずっと心の支えにしてきて、
トウマの心の中にはあなたのための場所がひろーくとってあったのよ。
本人も初めは気がついてなかったけど。」と真面目な顔をして、
「トウマが好き?」と聞くので、
それならわかる。と思って、私が
「はい。」と返事をすると、
「トウマのためにも私のためにも、本当に良かった。お幸せに。」と微笑んだ。
むつかしい。18年もトウマ君とは会っていなかったのに、
トウマ君が私を好きだって思ったの?
藤堂さんは話し終えると、満足したように
「来年、結婚してアメリカに住むの。」と私に言ったので、
「…おめでとうございます。」と私が真面目な声を出すと、
「ありがとうございます。」と藤堂さんは笑った。
「よくわかんないわよねえ。
えーっと、コムギちゃんが近所の仲のいい妹みたいな女の子だって、
トウマも私も思ってたんだけどお、
トウマはその子に恋してるんだって、
3年も付き合ってから、私が急にわかっちゃってえ、
で、振ってやった。って話です。
コムギちゃんはわからなくっていいのー。」とクスクス笑い、
「トウマはあなたをずっとずっと心の支えにしてきて、
トウマの心の中にはあなたのための場所がひろーくとってあったのよ。
本人も初めは気がついてなかったけど。」と真面目な顔をして、
「トウマが好き?」と聞くので、
それならわかる。と思って、私が
「はい。」と返事をすると、
「トウマのためにも私のためにも、本当に良かった。お幸せに。」と微笑んだ。
むつかしい。18年もトウマ君とは会っていなかったのに、
トウマ君が私を好きだって思ったの?
藤堂さんは話し終えると、満足したように
「来年、結婚してアメリカに住むの。」と私に言ったので、
「…おめでとうございます。」と私が真面目な声を出すと、
「ありがとうございます。」と藤堂さんは笑った。