恋愛結婚させてください!
第4章 ふたりの距離。

引っ越しの日。

トウマ君は翌日、私の勤務が終わった後で迎えにきて、
そのまま、私を引っ越しさせた。
(大きな家具は置いたままだけど。身の回りの物はトウマ君の家に移した。)

私に考える暇は与えない作戦らしい。
まあ、良いですけど。
あいかわらず、強引なヤツだ。

私の実家にも一緒に暮らす事にしました。と報告してあって、
夜ご飯を一緒に食べ、
「一緒に暮らすのなら、できるだけ早く、籍を入れるように」
と父はしかめつらしい顔を顔を作ったけど、
嬉しそうにトウマ君とお酒を飲んで、酔っ払って寝てしまった。

私はまだ、結婚するっていってませんけども。

どんどん話が進んでいく。

母にも
トウマ君のお母さんに会っておくようににっていわれてしまい、
「ムギちゃん、今年中に休みを合わせて一緒に会い行ってくれる?」
と両親の前でトウマ君に真っ直ぐに見つめられ、
赤くなって、
思わず、うなずいてしまう私は
結構トウマ君が好きなんだって思っている。



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