恋愛結婚させてください!
シャワーを浴びて、髪を乾かしていると、
トウマ君が、私をまた、抱き上げる。
「今度はベットだよ。」と微笑み、ベットに私を運んでくちづけを始める。
私も、トウマ君のくちづけに応えながら、
「寂しかった。」とつぶやくと、
「コムギがいない生活は考えられない。」と私の上に覆い被さった。


抱き合った後、
私がトウマ君の腕枕でウトウトすると、
「コムギと離れたくない。」と小さな声でいうのが聞こえ、
私を深く抱き直して、トウマ君が眠りにつく気配がする。


「離れたくない」って言うのは
「離れない」っていうこととは違う。
私は目を閉じたまま
トウマ君に更にくっついて眠ることにした。


私も離れたくないです。
寝息を立てているトウマ君に
心の中で言っておいた。
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