叶え、未来。〜君と僕の1ページ〜
クラスが変わり、知り合いも少なくなった。
黒板には大きな字で
『名前、部活、その他自己PR』
と書かれてある。
「───です、よろしくお願いします。」
あ、次私だ。
「橘 雛莉(タチバナ ヒヨリ)です。男バスに所属していて
Mgを勤めています。好きな事はお昼寝です。
よろしくお願いします。」
本当は男バスマネなんて嫌だった。
運動が嫌いって訳でもない。
部活には入らないつもりでいた、
私の心を揺れ動かす、彼が現れる前までは。