女子が苦手な君
見学
「自己紹介も終わったし、部活見学始めるか!」
「俺達は隅で見てるわー。」
「なにいってんだよ。直輝は稽古やるんだよ。」
「え、ちょ。めんどくさいって引っ張ん なー!」
行っちゃった。
そっか経験者だもんね、話せるチャンスだと思ったんだけどな…
「私達は隅で見てよっか。」
私を含めて初心者は3人。
邉見くんとわたしに五十嵐さん。
「準備体操をしてから面を付けて基本うちから入るから。」
そう言って龍我先輩は何かを持ってきた。
「それは…なんですか?」
持ってきたのは人?の形をした何か
「これはなマドンナ様だ!怪我した人や初心者用に作った打ち込み台だよ!」
「マ、マドンナですか。」
みゆう先輩が竹刀を持ってきてくれた。
「これ使って!マドンナに打ち込みしてて!」
「わかりました!!」