女子が苦手な君

早く教室戻らなきゃ。
少し早歩きで廊下を渡る。えーと1年A組はここだ。
ガラガラ

「お、もー大丈夫なのか?」

「はい。先生お騒がせしました!」

「今からちょうど自己紹介を始めるから席付け」

「はーい。」

「みことちゃんもー大丈夫なの?」

「大丈夫!ありがと!」


あのままあそこにいる方が気まずいっていうかなんというか…。


「よしじゃあ端から自己紹介はじめー。」

「俺か!俺は阿部達也(アベタツヤ)趣味は野球にスノボー好きな女子のタイプは…」

「そこまで言わんくていいわ!」


先生がツッコミを入れた。
みんな笑ってる。


「へーい。笑 ま!よろしく!」

「僕は伊藤和也(イトウカズヤ)」


それだけ言って席についた。
しばらくきいてるうちに助けてくれたあの子がいた。


「俺は橘直輝。趣味は剣道。部活も剣道。部員募集中です!!よろしく!」


え!部活一緒じゃん。それより、女子からの人気がすごい…

男子が一通り終わり女子に入った。

「私は井上柚月!趣味は帰宅すること!ま!よろしく!!」

ゆづきは男子から人気がよかった。まぁ、かわいいしね。

「うちは及川れい趣味はテニスよろしく」


なんか大人びた子だな

次々と自己紹介が終わって私の番…

< 9 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop