【完】年下の君は眩しすぎて ~ドラちゃんには頼らない(笑)~
「えっと……何が?」
「……。」
「本当に大丈夫だって!散歩だよ?」
「……その顔で?」
あ、そっか。
さっき泣いたから化粧!!
でもウォータープルーフだし?
アイラインもそんな引いてないから
そこまでぐちゃぐちゃって事はないよね?
慌てて鞄の中から鏡をだすと、
そこまで泣きはらしてヒドイ顔でもない。
まぁ、多少目は赤いかもだし、
化粧も崩れてるけど、暗ければわからない。
「えっと……元々こんなもんですが……」
「広瀬さん。」
「あ……はい?」
「俺、広瀬さんが好きです。」
さっきまで少しだけ怒っていた顔が、
ふわっと空気を含み……。
あ、久しぶりに見た……
川上くんのはにかんだ
あの可愛い笑顔……
って!!
えぇーーーー!!ーー!?
なに?
なんなのこの急展開ーーーー!!!!