【完】年下の君は眩しすぎて ~ドラちゃんには頼らない(笑)~
新入社員……?とかかな。
若いし、
スーツが新しい。
働くって、大変だもんな……とか
見ず知らずの隣に座っている彼女に
感情移入。
しばらくして、ずっと何かを書き込みしていたそのノートを彼女がパタンと、閉じた。
チラっと見れば
そのノートは
淡いパステルカラーの虹柄で。
ちゃんとマジマジになんか顔を見ていないけど、髪も黒くて後ろで結んでいる。
真っ黒なスーツ姿に、
地味な鞄。
黒いどこにでもありそうなボールペン、
全てが黒い世界に……
1冊のノートだけが可愛いらしかった。
あー、きっと、
普段は可愛い感じなんだろうな。