【完】年下の君は眩しすぎて ~ドラちゃんには頼らない(笑)~
やばい。
なに?これ?
心地よい声。
可愛い笑顔。
春風に流されきたかのように、
目の前がキラキラ輝いてみえる。
いや、正確にはキラキラが、
まるで降ってくるかのように私の前に表れたーー。
色褪せていた世界が
少しずつ、キラキラしていく。
目がオカシイ。
あ、コンタクトズレてるのかな。
って私コンタクトしてないじゃん!!
店内は薄暗いはずなのに……
眩しいな。
あー、
地球外生命体?
あーそうだ、よくあるじゃん、
UFOとか降りてくる宇宙人が眩しいやつ。
でもこの可愛いらしさは
どっちかというと……
妖精?(笑)うける。
「えっと////
ひ、広瀬 笑(ひろせ えみ) です。はじめまして。」
恥ずかしくなってうつむく私。
どもってどーする!
年下の男の子なんて
バイトでもサークルでもいくらでも見てきた。
可愛い子だって、
カッコ良い子だっていたはずなのに。
なんで!?
こんな、
私、こんなキャラじゃないよーーーー!?
(あ!相手が妖精だからおかしくなった?)
誰かお願い、ツッコんで(笑)