【完】年下の君は眩しすぎて ~ドラちゃんには頼らない(笑)~
その後は、もう吹っ切って色々な話をした。
学校の事。就活の事。友達の事。
私がべらべらしゃべる度、
あの心地よい声で
「そうですね」とか
「大丈夫ですか」と
私の体調を気遣いつつ、
楽しそうに相槌をうってくれる。
その都度
少し赤くなったり、はにかんだり。
もー。なにこれ。
年下で、
俺様なんて言葉も
につかわない彼から目が離せない。
どーしよう。
理由がわからない。
それでももう少し。
もう少しだけ、
笑った顔を見せて欲しい。
どうやら川上くんは、男ばかりの集団にいたようだ。
高校も大学も理数系だから女の子少ないんですよと。
それでもこんな可愛くて、良い子(笑)が
モテないはずかない。
「川上くんってモテるでしょー?なんで彼女いないのー?」
と聞けば
「モテてたら彼女いるはずですけど?」
と意外にも上手い切り替えし。
さてさて、
どーして切り崩していきましょうか。