【完】年下の君は眩しすぎて ~ドラちゃんには頼らない(笑)~
「ははは、川上、嘘ついちゃダメじゃん!
めちゃくちゃモテてるじゃん!
バイト先で!」
今まで2人の世界だった愛と結城くんが会話に混ざる。
「やっぱりー!モテるよねー。」
私がへんなテンションで返すと、
「結城先輩、嫌がらせですか?」
と少しむくれて言う。
あ、こんな顔も可愛い。
「なんでー本当だよねー♡
小学生の女の子と事務のおばさま達に♡」
と可愛いらしく言う愛。
その顔は川上くんに向けると言うか
私に向いてる気がするけど……。
微妙に複雑だが、
それでも今のところバイト先には敵はいないらしい。
それはやはり嬉しいので、
笑がこぼれて、笑っちゃう。
「そんな風に可愛く笑われても……
広瀬さんの方が数倍モテてると思いますよ?」
赤い顔してはにかみながら、
可愛いと言われても
こっちが目のやり場に困るんです!!
「やだぁ〜
川上くん見かけによらずお上手ね〜(笑)」
愛が、楽しそうにキャッキャと彼氏と笑う。
その時、
川上くんと目が合うと
気まずそうな苦笑い。
可愛いすぎ。
そんなやり取りをしてたら
あっという間に時間は過ぎて
飲み会がお開きの時間となった。