【完】年下の君は眩しすぎて ~ドラちゃんには頼らない(笑)~



「あーー。つまんないよーー。」




「どーしたのー?」



振り向くと友人の工藤 愛(くどう まな)が
可愛いらしい顔で覗きこんでくる。


「うーん……
毎日学校きて、講義受けて、たまーにバイトして。
社会に出る前から、
これって大丈夫なのかなー。

どーしよー
社会にでてもこのままで、
干物女とかになっちゃったりしたら 泣」





「それもう古くない?干物って。まぁ、早く恋でもしなよ。」




「え?そうなの!???
やだーどんどん世間が離れてくー(T-T)ウワァーン!!」



「早く!!!ほら!
誰が紹介してぇーー!!!!
ちなみに
イケメンで優しくて、でも少し俺様な男?
憧れるよね(笑)?
やばい、想像だけで、イィよね♡
年上の落ち着いた社会人でも♡えへ、」



「あはは、笑はもうちょい頭のネジどーにかすればモテるんじゃん?」


可愛い顔して毒を吐く友人を
睨み、膨れるのもいつもの事。


「わかってるもん。脳トレだもん。」




「うける、大丈夫〜笑は可愛いよー♡
バカなんて、喋んなきゃわかんないし(笑)

でも、
バイト先の友達が飲み会しようだって〜
社会人じゃなないけど、どうする?」



全然フォローされてないけど!!!!
でも、やっぱり


「行くーーー♡!」



うん、うん!


このまま干物の茶色女子になるなんて

ごめんだもんね!!!!



脳トレばっかじゃダメだもん!

よし!!!!!


頑張れ、私!

目指せ、虹色パステル女♡ってね(笑)



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