【完】年下の君は眩しすぎて ~ドラちゃんには頼らない(笑)~
川上くんがくれたジュースを開けず、
手のひらでころがしていると、
「さっきのですが、」
と最初にぶつかって、
心配してくれてた顔と同じくらい真面目な顔で
川上くんが話出した。
「ちょっとびっくりしました。
いや、かなり?はは。」
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そこではにかみとかいらないよーーー!
私の顔が更に赤くなる。
それでもまた
真面目な顔に戻って……
「えっと、嬉しいです。
広瀬さん可愛いし、一緒にいて楽しいし。
正直、この前の飲み会の時、
早見先輩と帰り際一緒にいたから、
あー俺じゃなくて、早見先輩の隣が良かったかなって。
でも工藤先輩からメールしてって言われて
嬉しかったし。
でもその後バイト先で早見先輩が、
今日御飯行く事知ってたりして、
メールしてるの俺だけじゃないって知って、
やっぱり特に意味はないんだって。
広瀬さんに、
会ってから翻弄されっぱなしですね(笑)
でもさっきの……
広瀬さんが、
年上だけど頑張るって言ってくれたのは……
なんでって……
いや、広瀬さんが、じゃなくて!
俺のが年下だし。
結局、告白さえも言わせて……て。
可愛いって思ってくれたみたいだけど、
男としては、それはどう捉えていいもんか。とか。
……
なんか大していい所見せてもないのに、
頑張るなんて言ってくれるから。
広瀬さんはきっといつも頑張ってるのに……
なので真面目に考えれば、えっと、
嬉しいけど、頑張るなんて言われ……
困ってるってのが本音………」