【完】年下の君は眩しすぎて ~ドラちゃんには頼らない(笑)~
新しいバイトはカフェの接客とは全然ちがい、
やはり最初は慣れない事で覚える事も多く大変だった。
それでもパソコンは得意な方だし、
元々、事務希望の私には合っていたので、
ラッキーだったなと思えた。
しかも、何より、
川上くんに会える。
会えば挨拶もするし、
普通の会話だってする。
たまにバイトの時間が一緒に終われば、
(皆と一緒だけどね)、一緒に帰る。
そこで共通の会話が出来るのが嬉しい。
弱くて今にも切れそうな繋がりの糸が
また普通に継がれたような気がして、
バイトに行くのが楽しかった。
ただ、
あの日の告白なんて
まるで
なかったかのように――――――。