【完】年下の君は眩しすぎて ~ドラちゃんには頼らない(笑)~
季節は7月になっていた。
バイトもなんとか慣れてきて、
落ち着いてきたが、
学校はもうすぐ前期末試験もあり、
少し慌ただしい。
就職も決まってるのに、
単位落として卒業出来ないなんて事にならないよう、
皆、早めに対策にでる。
出てない授業のノートを、借り、コピーしていると
隣に愛がきて、
「楽しそうだね〜」と言った。
「何がー?この時期のコピー大変じゃん。もー疲れたし。」
大学でも余裕の主席にいる愛は
相変わらず可愛いらしく、特に慌てて勉強する様子もない。
「うーん?違くてさ。バイトー?」
「え。早見くんが日曜日、笑の、歓迎会するって言ってたじゃん?
今ならまだだいたい、試験前だしね。」
「あー、うん、でも、結局先生達の都合もあるから結局あんまり集まらなかったって、聞いたよー
とりあえずって、感じだよね(笑)」
「あはは。」 と笑う愛に
「なに?」と少しだけ睨む。
「違うよー」
「だからなにがー?」
「早見くんが笑狙いだから、牽制した!らしいよ(笑)」
「なっ///なにそれ?」
「結城くんが、そう言ってたもんー!やったね!モテ期!」
ちなみに私と結城くんはその日行かないから、
報告待ってる〜♡と言い、
薄情なんだか、
優しいんだかわからない友人は
明らかに楽しんでる意地悪な笑顔を振り撒いていた。