【完】年下の君は眩しすぎて ~ドラちゃんには頼らない(笑)~
私の視線に気づいたのか、
川上くんが、私のところにやってきた。
「お疲れ様でした。」
いつもの可愛い笑顔。
「……。」
「広瀬さん?」
「……。」
「今日も飲み過ぎてます?大丈夫ですか?」
……。
「……あー。うん!大丈夫、大丈夫!」
「本当に?」
心配してる顔が
のぞき込むように少しだけ近付いた。
「///いや、うん、本当!!元気!あっと、今日はありがとう!楽しかったね!」
「……2次会行かないんですよね?」
「うん、今日は……「お疲れーー!」
もう帰ろうと思って……と言おうとした所で、
早見くんがお店から出てきた。
「あれ、もう先輩達行っちゃった?」
「はい、皆適当に解散しましたよ〜(笑)」
成瀬さんと他の残っていた人たちが声をかけてきた。
「早すぎ(笑)」
「んじゃ、まぁいっか。今日はお疲れって事で!」
んじゃねー!と早見くんが他の人に手を振り、
その合図で、駅方面へと皆動き出す。
さっきまで隣にいた川上くんも
成瀬さんに話しかけられ、そのままだ。
私も、あ、じゃぁ、またね。と言おうとしたら、
「んじゃ、行こ、えみちゃん!」
??
「あそこのコーヒー美味しいから!ってもチェーン店(笑)」
「いや?えっと?」
「時間忙しい?」
「いや、そうじゃないけど……。」
「だーいじょうぶ!送り狼とかしないから(笑)」
「いやいや//そうじゃなくて//」
「んじゃコーヒー飲もうよー」
ご飯断られたからコーヒーもだめか。
と少しだけしょぼくれた?
ような態度が真剣というより、
明らかに冗談めいていて、
面白くて、
「あはは、」と口に出して笑った。