君は僕の光
私は学校へ行かなくなり、人に会って顔を見られるのも怖くなって、ずっと家にこもるようになった。


通院とかで、どうしても外に出なきゃ行けない時は、お母さんに買ってもらった、大きなつばの白い帽子を深く被って、顔を見られないようにした。



そんな私を見兼ねて、お母さんはある日突然、引っ越そうと言った。



ウェブデザイナーの仕事をするお母さんは、パソコンさえあればどこでも仕事ができるからと、その時住んでいた都会とはまるで別の、自然豊かそうな田舎町の写真を見せてきた。



こうしてお母さんと二人、この町に越してきた。
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