君は僕の光
「…すごい」

「え?」

「歌習ってたことあるとか?」

「いや、習ったことはないけど…」

「すごいよ!こんな綺麗な歌声聞いたの初めて!」



蛍はキラキラした顔で私を見てる。



なんだか、恥ずかしくなってきた…。



「もしかしたら歌手になれるんじゃない?この声みんなに聴かせないのはもったいないよ!」



…こんなに褒められたの初めて。


厳密に言うと、見た目以外で。



だからこそ、私の顔に傷がついたら私には何も残ってないような感覚になった。


でも…私は全部失ったわけじゃないのかもしれない…。




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