君は僕の光
蛍がそう言った瞬間、頭を鈍器で殴られたような奇妙な感覚に襲われた。


少しの間、視界が歪む。



「…じゃない」

「え?」

「私は綺麗じゃないよ」



うつむいたまま言った。


蛍は少し間が空いたあと、笑った。



「なんでそんなこと言うの?もっと自分に自信持った方がいいよ」


自信…?


こんな顔の私に、どうやって自信を持てって言うの……?



「ひかりは…」

「私の姿見えないくせに、勝手なこと言わないでよ!!!」



気づけば大きな声で、怒鳴るように言っていた。
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