君は僕の光
蛍は目を見開いて、私を見た。


かなり、びっくりしてるみたい。



私の視界が、ぼうっとかすんだ。



私は立ち上がって、走ってその場をあとにした。



左手で帽子を押さえて、右手で目を擦りながら。



涙が止まらない。



蛍は私のこと、綺麗で素敵な女の子だと思ってる。


でも本当の私はそうじゃない。



そう知ったら、きっと蛍はがっかりするんだ。


そして、みんなみたいに私を避けるんだ。
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