愛されたい、だけなのに
「こんな時間に女子生徒とー・・・って、その生徒はー・・・」
駆け寄ってきたのは、学年主任の北川先生。
「柳先生、いくらその生徒の保護者だからって学校でそんなことされたら誤解されますよ」
・・・保護者?
「北川先生・・・その話はー・・・」
柳先生が・・・私の?
「私は反対なんですからね。その生徒の両親が承諾したって、他の保護者やPTAに知られた日にはー・・・」
「北川先生!」
お父さんとお母さんが、承諾した?
私の保護者に、柳先生がなることを?
なんで?
「・・・聞いてない」
そんな話聞いてない。
自分たちが面倒みれなくなったからって、次は柳先生に押し付けるの?
「柳先生、もう一度考え直してくださいよ。後で後悔するのは、柳先生なんですからね」
ドクン!
その言葉ー・・・前にも、どこかでー・・・