愛されたい、だけなのに





「…んせい」



今、目の前にいる人はー…




「…せんせい」




私が、ずっと会いたかった人。




「や…なぎ先生」




想いを伝えたかった人。





「柳先生!!」




大きな声で名前を呼ぶと、人だかりの真ん中にいた柳先生が振り返った。




周りにいた生徒全員が注目している。




けど、今はそんなの気にしない。






柳先生の元へと走る。









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