あの日の夜に・・・
望「無理したら体壊すってことホントに理解してんのかねぇ。」
俊「いや、してねぇな。あいつは人のためなら何でもするだろうしな。」
昇「社長は学校へはいらっしゃらないか・・・。」
7時半になって、昇が迎えに来たみたいだが、
残念ながら、優愛は出てきていない。
望「声かけてくるよ。」
俊「あぁ。頼む。」
今はいつもと状況が違う。
鴻揮の姫なんだから、行ってもらわないと困る。
‐コンコン‐
望「組長、学校はどうされますか?」
『休む。』
即答か・・・。
望「しかし、鴻揮の皆さんに気づかれると、不都合が多々あります。それに、疑うような行動は控えていただかなくては・・・」
『別に知られても、あいつらが離れていくだけだ。そんなに悩むことはないだろう。所詮、三ヶ月限定の姫なのだから・・・。』
望「わかりました。昇に伝えてきます。」