あの日の夜に・・・


部屋を離れ、もう一度リビングに向かう。

俊「やっぱり?」

望「あぁ。所詮三ヶ月限定の姫なのだから・・だと。」

昇「まぁ、断るとは思ってたけどね・・・。」

まぁ、それは俺も予想してた、けど・・・。

俊「所詮ってな・・・」

昇「あぁ。」

望「鴻揮がかわいそうだ。」

鴻揮も組長を見て決めたのに、組長にとってあいつらはそんなものなのか?

俊「てか、俺学校あるんだった!」

昇・望「おい!・・・俺らも乗せてってくれ!」

俊「それなら望が運転すりゃいいだろ!?」

あぁ、確かに運転手だしな。

昇「俺は社長しか乗せない。」

ドンマイ、俊介。

俊「しゃーねーなぁ。行くぞ!」

俺らは俊介の後姿を見て、目を合わせ、にんまりと笑った。
< 161 / 248 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop