あの日の夜に・・・
「そんな堅くならずに、昔みたいに翔流-kakeru-お兄ちゃんって呼んでよ。」
え、
翔流お兄ちゃんって、お父さんの弟の...?
翔「紫雅が優愛だって気づいた時にはもう裏の世界にどっぷり浸かってたから、俺の正体を隠してたんだ。」
『え、ちょっと待って、今整理するから...』
翔「ごめんな。でもこうなったからには、優愛には、裏から足を洗ってもらうよ。紫雅の後継者も、組長も決めてある。社長だけならやってもいい。」
『え、翔流お兄ちゃん!なんでそんな事言うの!?うっ』
叫んだら、お腹に強烈な痛みが走る。
翔「優愛、叫んじゃダメだ。傷に響く。これからの事はまた後で話そう。」
そんな...
翔流お兄ちゃんはそう言うと、颯爽と病室から去っていった...。