あの日の夜に・・・


突然のことで、
頭がついていかない...

でも、これだけは分かる。
誤った情報を入手してしまったのだ。
遥か?
いや、冬真か?
考えれば考えるほど分からなくなる。

かろうじて動かせる右腕でベッドを起こし、
ケータイを取った。


『誰にかければいい...。』


分からない。

電話帳を下にくっていくと、
鴻揮の字が目に入った。



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