あの日の夜に・・・
『ほう、身を固めよ、と?私はまだ15歳なのだが?』
翔「15歳なのは承知しております。ですが、そろそろ婚約者を持ってはいかがでしょう。」
15歳はまだ結婚できる歳ではない。
それでも婚約者を作れというのか...。
『はぁ...仕方ない。どうせ、見合いが沢山来ているのだろう?候補は何人いるのだ。』
翔「ざっと20人ほど。」
20人!?
多すぎやしないだろうか...
確かにこの川崎財閥は大きいが...
『その中でこちら側に利益がある者は。』
翔「8人です。」
『では、その8人を候補としてその方達の書類を、出来るだけ詳しく、裏も使って集めよ。』
翔「かしこまりました。今週中には。」
『頼んだぞ。』