傍にいてギュッとして
「うん…」

コーヒー牛乳をもう一口。

「ほーなぁ!?お、は、よ!」
「うん。おはよ。」
「もう。やっと言ってくれたんだから!!」

そう言って彼女は頬をムッと膨らませた。

ツンツン

彼女のほっぺたはぷにぷに…というよりもちもちで、和んだ。

「えへへ…」

自然と笑えた。

「…あんた、また徹夜したでしょ。コーヒー牛乳だし、そのつかめないテンションも。」
「ナナぁ。だってね、余剰定理が……」
「もうっ!私、あんたの勉強話いやだからね!無駄に長いんだから!」

ぺちっと頭に触れられた。

「ねえナナ…」
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