命の灯が消える、その時まで
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私たちは雑貨屋さんを見た後、お昼を食べる場所を探すのに街をぶらぶらしていた。
『ああー楽しかった! 念願だった萌音とのお揃いも買えたしね! 』
そう、私は夕凪ちゃんとお揃いのキーホルダーを買った。
いじめられっ子だった私にとって、それは初めての体験。
『だ、大事にするね! 』
『もちろん! 私も大事にする! 』
『萌音、よかったな』
『うん! 巳影くんもバレッタありがとう』
『別に。俺があげたかっただけだし』
そう言ってそっぽを向いた巳影くんの耳は、赤く染まっていた。
そう、実は同じ雑貨屋さんで巳影くんに可愛いアンティーク調のバレッタを買ってもらったの。
へへへー、これも一生の宝物だな。