命の灯が消える、その時まで
『で、結局昼はどこで食うんだよ』
焦れたようにそう言う日向くんに、私は思わず吹き出した。
『なっ! なんで笑うんだよ! 』
『だって、なんだか小さい子みたいなんだもん』
『それ、俺も賛成』
『私もー』
『え、巳影と夕凪も!? ひどくね!? 』
『ひどくねーよ』
巳影くんがそうばっさり切り捨てると、日向くんは不満そうに唇を尖らせる。
それを見てみんなまたどっと笑った。
『それよか早く昼飯にしよーぜ』
『はいはい』
結局私たちは道すがら見つけた小洒落たカフェに入った。