命の灯が消える、その時まで


手荷物も準備し終わってから、もう1度店員さんを呼んだ。


すると次に来てくれたのは、穏やかそうなおじいさん。

名札のところに『店長』って書いてある人だった。


私が事情を話すと、店長さんはその場でお会計をしてくれた。


しかもこの後病院に行くって言ったら、洋菓子の詰め合わせまでくれたの。

『お見舞いに是非』って。

だからありがたくもらって、またここに来るって約束をした。


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