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命の灯が消える、その時まで
166ページ
命の灯が消える、その時まで
嗚咽が広がる。
気付けば私も、巳影くんも、涙を流していた。
『くそっ!』
日向くんは涙に濡れた拳を、壁に叩きつけて泣き崩れた。
私も、胸が張り裂けそうだった。
ずっといじめられていた私に初めてできた友達。
優しくて明るくて、夕凪ちゃんは最高の友達。
そんな夕凪ちゃんが、もう目を覚まさないかもなんて。
到底信じられなかった。
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