命の灯が消える、その時まで


「じゃ、じゃあどうすれば…」


掠れ声で訊ねると、呆れたような表情をした萌音。


「そんなの、自分で考えなよ。とりあえず夕凪ちゃんの未来を変えて。実織ちゃんならできるでしょ?」

「それは…」

「そうしなきゃ真夕ちゃんだって確実に死ぬんだよ!?」



もしかしたら…。

その奇跡を信じて私の小説の結末を変えろと言うの?
< 181 / 239 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop