命の灯が消える、その時まで



「そう…。この病院の環境が少しでもあなたにとってプラスになったのならよかったな」

「はい、ありがとうございます」

「これからどのくらい闘病生活が続くかは分からないけど、一緒に頑張ろう!」

「はい!」


話し終わった時にはもういつも通りの高瀬さんだった。



そんな高瀬さんを見送って、私は布団に潜り込み、相変わらずのお腹の痛みを堪えながら意識を手放した。



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