命の灯が消える、その時まで


『でも…』


真っ白なベッドの中で、1人呟く。



どうせもうすぐ死んじゃうなら、やってみるのもいいかも。



だって、もし変な曲になっても、その批判は私には聞こえないんだし。


そうと決まれば話は早い。


時間がないんだから、どんどん行動しなきゃ。


消灯時間を過ぎた病室は真っ暗で、自分の手元すら見えやしない。



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