命の灯が消える、その時まで


あの後は検査の結果と今後の治療について、熊沢先生が詳しく説明してくれた。


ただ、もう1度お母さんも交えて同じことを話されるけど。


それと、学校はどうするのかと訊かれた。


私は「やめる」と即答。


熊沢先生も高瀬さんも困った顔をしていたけど、実際その方がいいらしく、頷いてくれた。



なんだかもう、どうでもよくて。


病室へ戻って、お昼を持ってきてもらっても、手をつけなかった。



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