結婚も2度目だからこそ!
そのお陰なのか、先輩は私がロビーで10分も待たないうちにやって来た。
正直そこまで早く終わると思っていなかったから、驚いてしまった。
「随分と早いですね。もう少しかかると思ってました」
「京香ちゃん待たせてるんだもの。早めに終わらせなかったら京香ちゃんに申し訳ない」
その言葉が素直に嬉しくて、つい顔がほころんでしまう。
「じゃあ、行こうか。いい店があるんだ。お酒の種類が沢山あって、料理も美味しいところ。案内するよ」
「楽しみです!私の為にありがとうございます!」
先輩が案内してくれたお店は、会社から15分程歩いた場所にある、お洒落な居酒屋だった。
どうやら先輩は常連のようで、気さくに店員と会話を交わしながら、私たちは個室に通される。
「実はここはね、俺の大学の友達がやっている店なんだ。いい店だろう?」
そう言って私を先輩の向かいへ座るように促す。
座ると先輩は私の前にメニュー表を差し出した。
「飲み物はビールでいい?食べ物は京香ちゃんで好きなの頼んでよ」
「先輩は何か食べたいのありますか?」
「俺は京香ちゃんが頼んだのを食べるからいいよ。気にしないでいい」
そう言われて、私は真剣にメニュー表を眺めた。
……何食べようか。
お母さんの料理は昔ながらの和食が多いから、最近洋食を食べてないな。
でもビールに合うなら揚げ物だよね?
それなら、バランスよく野菜も摂らなきゃ!揚げ物ばかりじゃ次の日、胃が重くなっちゃう!
なんて考えていると、先輩はいきなり声を出して笑う。
「……なんですか、いきなり?」
「いや、めちゃくちゃ真剣な顔で選んでるからさ。なんか面白くて」
「ちゃんとバランスよく摂らないと、次の日に残っちゃいますもん」
「ハハッ、京香ちゃんマジメだな~」
正直そこまで早く終わると思っていなかったから、驚いてしまった。
「随分と早いですね。もう少しかかると思ってました」
「京香ちゃん待たせてるんだもの。早めに終わらせなかったら京香ちゃんに申し訳ない」
その言葉が素直に嬉しくて、つい顔がほころんでしまう。
「じゃあ、行こうか。いい店があるんだ。お酒の種類が沢山あって、料理も美味しいところ。案内するよ」
「楽しみです!私の為にありがとうございます!」
先輩が案内してくれたお店は、会社から15分程歩いた場所にある、お洒落な居酒屋だった。
どうやら先輩は常連のようで、気さくに店員と会話を交わしながら、私たちは個室に通される。
「実はここはね、俺の大学の友達がやっている店なんだ。いい店だろう?」
そう言って私を先輩の向かいへ座るように促す。
座ると先輩は私の前にメニュー表を差し出した。
「飲み物はビールでいい?食べ物は京香ちゃんで好きなの頼んでよ」
「先輩は何か食べたいのありますか?」
「俺は京香ちゃんが頼んだのを食べるからいいよ。気にしないでいい」
そう言われて、私は真剣にメニュー表を眺めた。
……何食べようか。
お母さんの料理は昔ながらの和食が多いから、最近洋食を食べてないな。
でもビールに合うなら揚げ物だよね?
それなら、バランスよく野菜も摂らなきゃ!揚げ物ばかりじゃ次の日、胃が重くなっちゃう!
なんて考えていると、先輩はいきなり声を出して笑う。
「……なんですか、いきなり?」
「いや、めちゃくちゃ真剣な顔で選んでるからさ。なんか面白くて」
「ちゃんとバランスよく摂らないと、次の日に残っちゃいますもん」
「ハハッ、京香ちゃんマジメだな~」