結婚も2度目だからこそ!
ふわふわ。
身体が宙に浮いているみたいに、ふわふわしている。
私の二度目が俺ならいいって言われて、声にならないくらい嬉しくて。
自然に涙が溢れて、大きく頷きながら「うん、うん」って答えるしかできなかった。
そのあとに言われた言葉。
私たちの未来を話す先輩の言葉が、ずっと頭の中をぐるぐると回っている。
思い出してはにやけて、少し恥ずかしくなったり。
これからどんな楽しいことが待っているんだろう、ってドキドキしてしまったり。
先輩……智樹が、私のことをここまで考えてくれていたことが、幸せで。
自然と私も智樹のために、精一杯応えていこうって思える。
寂しいって思っていたのが嘘みたいに、今の私はとても満たされていた。
どれもこれも全部、智樹のお陰。
智樹が傍にいてくれたから、思ったよりも早く立ち直れたんだと思う。
「鳴嶋さん、最近楽しそう。なんかいいことでもあった?」
仕事中、河合さんに小声で話しかけられた。
知らない間に顔にでも出てたんだろうか、慌てて頬を手で覆う。
「え?な、なんか顔に出てました?」
「なんか鳴嶋さんのオーラというか雰囲気というか、なんとなく楽しそうな感じがして。その感じだと吉岡君と上手くいっているみたいね」
「楽しそうですか?私」
「最初の頃とは全然違う。前はなんとなく陰があって、笑ってても心から笑っている感じじゃなかったもの。本来の鳴嶋さんって、こんなに明るい人だったのね」
そう言って河合さんはふふっと笑う。
雰囲気、か。
それだけでわかっちゃうくらい、ちょっと前の私は暗かったんだ。
「それに、吉岡君もあなたとの噂が立つようになってから、かなり仕事に力を入れてるみたいで潮崎課長も褒めてたくらいだし。これも鳴嶋さんのお陰かもね」
「そ、そんな。私は何も」
「だって、あんな吉岡君の顔、滅多に見たことないもの。見てみて?」
促されて、私はチラッと智樹をパソコン越しに見た。
智樹は真剣な顔で、パソコンに向かいキーボードを叩いている。
その顔に、ドキッとした。
身体が宙に浮いているみたいに、ふわふわしている。
私の二度目が俺ならいいって言われて、声にならないくらい嬉しくて。
自然に涙が溢れて、大きく頷きながら「うん、うん」って答えるしかできなかった。
そのあとに言われた言葉。
私たちの未来を話す先輩の言葉が、ずっと頭の中をぐるぐると回っている。
思い出してはにやけて、少し恥ずかしくなったり。
これからどんな楽しいことが待っているんだろう、ってドキドキしてしまったり。
先輩……智樹が、私のことをここまで考えてくれていたことが、幸せで。
自然と私も智樹のために、精一杯応えていこうって思える。
寂しいって思っていたのが嘘みたいに、今の私はとても満たされていた。
どれもこれも全部、智樹のお陰。
智樹が傍にいてくれたから、思ったよりも早く立ち直れたんだと思う。
「鳴嶋さん、最近楽しそう。なんかいいことでもあった?」
仕事中、河合さんに小声で話しかけられた。
知らない間に顔にでも出てたんだろうか、慌てて頬を手で覆う。
「え?な、なんか顔に出てました?」
「なんか鳴嶋さんのオーラというか雰囲気というか、なんとなく楽しそうな感じがして。その感じだと吉岡君と上手くいっているみたいね」
「楽しそうですか?私」
「最初の頃とは全然違う。前はなんとなく陰があって、笑ってても心から笑っている感じじゃなかったもの。本来の鳴嶋さんって、こんなに明るい人だったのね」
そう言って河合さんはふふっと笑う。
雰囲気、か。
それだけでわかっちゃうくらい、ちょっと前の私は暗かったんだ。
「それに、吉岡君もあなたとの噂が立つようになってから、かなり仕事に力を入れてるみたいで潮崎課長も褒めてたくらいだし。これも鳴嶋さんのお陰かもね」
「そ、そんな。私は何も」
「だって、あんな吉岡君の顔、滅多に見たことないもの。見てみて?」
促されて、私はチラッと智樹をパソコン越しに見た。
智樹は真剣な顔で、パソコンに向かいキーボードを叩いている。
その顔に、ドキッとした。